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逆転裁判。
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いつもパチパチありがとうございます。
これからも頑張りますので、どうぞよろしくお付き合い下さいませv

わたくしめ、辺境の地に住んでおりますので、コミケとかには全く縁がございません。
行きたくても行けません。逆裁の同人誌、欲しくても手に入りません。
ですので、素敵サイトさまの日記で、オンラインショップの話が書かれてあって。
本気で誰かオンラインショップ開設してくれないものかと思いました。
それにそれに。
別な素敵サイトさまの日記にて、裁きの庭に参加されると書いてらっしゃって。
いいなぁと指くわえです。サークル参加は難しくても行ってみたいです。
で、ここぞとばかりに同人誌を買いまくる、と。


↓ここからは愛と青春の(?)ボツネタ劇場。
先日更新しました、キリ番品【Fall in love】(ゴドナル)ですが。
正直、かなり難産で、何度も書き直しております。
(その挙句のあの出来で、恐縮なのですが)
消しちゃうのはなんだか寂しいので、ここでこっそりUP。


その1.

 とても好きな人がいる。想うだけで、呼吸さえ苦しくなる人が。
 そう言って笑うと、御剣は驚いたというように片眉を持ち上げた。
「キミにそういう情緒があるとはな。それで、相手は誰だ? 真宵くんか春美くんか?」
「いやだな、御剣。真宵ちゃんたちは妹みたいなもので、そういう対象になるはずがないだろ。……というか、お前に情緒を語られたくはないよ」
 僕は照れ隠しにすねた風を装って顔をそむけ、御剣ご持参のケーキにフォークを刺した。
(コイツに話したの、間違いだったかな)
 真宵ちゃんも春美ちゃんも里に戻っていて、神乃木さんは書類を裁判所に届けに行っていて、今日はたまたま事務所に僕一人だった。
 そこへ、最近様子がおかしいからと御剣がやってきて、どうかしたのかと僕に詰問した。最初はしらばっくれていたのだけれど、あまりの剣幕としつこさにかわすのが面倒になって、僕はしぶしぶ口を割った。
 好きな人がいて、その人を思い煩っているだけなのだと。


…ここまで書いて、はっと我に返りました。
御剣出すと、思考が『御剣VSゴドー』になりそうだと。
さすがにそうなると趣旨が変わってきますので、ボツにいたしました。


その2.

「好きって言っちゃえばいいのに」
 ため息と一緒に大きな声で吐き出すと、神乃木さんは新聞を持っていた手の指先をピクリと反応させた。
 新聞に目を通しているように見せかけているけれど、それがフリだけで、気持ちは所長室にこもった一組の男女に向かっているのを知っている。
「なるほどくん、取られても知らないからね、あたし!」
 苛立ち混じりにギュッとクッションを抱きしめてジト目でにらむけれど、神乃木さんはどこ吹く風といった感じで視線を合わせようとはしない。
 ゴーグルで顔半分を隠していても、案外神乃木さんは表情豊かで。だからじっと見つめていれば分かる、その内心に嫉妬の嵐が吹き荒れているって。
 視線は新聞記事を見ていても、心は所長室。一時間前からそこにこもりっ切りのなるほどくんたちに向けられているって。
(ホント、どーして男の人ってこうなんだろ)
 バカみたいにプライドが高くって、見栄っ張りで、世間体気にしぃだし。本能のおもむくままに行動したっていいのに、変なところで理性を働かせて、変なところでチャレンジャーで。
「なるほどくんとあやめさん、昔恋人同士だったんでしょ。再燃焼しちゃうかもしれませんよ」
 人がこれだけハッパかけているというのに、神乃木さんはそ知らぬ顔でカップを傾けた。ゴクゴクと動く喉仏を見ながら、あたしはわざとおっきなため息を吐いた。
(早くラブラブになっちゃえばいいのにさ)
 なるほどくんと神乃木さんの、お互いを見る視線に特別な想いを見つけたのはハミちゃんが最初だった。お二人に特別な空気を感じます、なんて言われて注意深く観察してたら、それはもう穏やかな、それでいて狂おしい視線で相手を見つめているのだ。
 最初は男の人同士の友情か何かかな、って思っていたのだけど、優しそうに、いとしそうに細めた瞳に、そうじゃないんだって分かった。
 多分、二人はもうずいぶんと前から、お互いのことが好きだったんだろう。あれだけ強い熱を視線に宿すくらい、たくさんたくさん、好きなんだろう。
『なるほどくん、神乃木さんにホレてるね』
 好き合っていると分かっても、二人の視線は交じり合うことが一度もなくって、じれったくなったあたしは単刀直入にたずねていた。
 なるほどくんはバレてるとは思っていなかったようで、否定してごまかそうとしたけれど、しっつこく言い募ったらやっとシブシブ認めてくれた。
『神乃木さんにはナイショだよ。真宵ちゃんにだけ言うんだけど、僕はこの気持ちを告白するつもりはないんだ』
『どーして! 好きって言っちゃえばいいのに』


…これまたボツ。真宵ちゃんがいい味出してくれたのですが、リクエストに答えきれないだろうなぁと。
私の性格上、このままいくと真宵ちゃんの失恋というようなカタチでお話が終わるような気がして。
まして、ゴドナルリクエストなのにゴドーさんやなるほどくんの心境も分からないしで。


以上。ボツネタ劇場でした。まる。
 

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