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逆転裁判。
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昨夜は気がついたら寝てました。
更新しようと思ってたのに…。

仕方がないので、携帯に残されていたSSでもオヒトツ。
更新は(起きていられたら)今夜にでも。





*******

 ポトリと、花弁が落ちた。小さな愛らしい花。
 綺麗な花だと言いながら彼が部屋に飾った時は、まだ蕾だったのに。
 部屋に充満する強い匂いが、僕らの淫靡な空気を清める。
 四肢を強く抱く腕。道しるべを作る唇。痛みを与える歯。秘密を暴く指。
 揺れる視界の中で、また一つ、落ちる花。にじんで見えるそれは、鮮やかな黄色。
 金木犀は『気高い人』、銀木犀は『唯一の恋』なのだと、それらの花言葉を教えてくれたのはいつの時か。
 愛している。欲しい。嫌われても、憎まれてもかまわないから。
 そんな風に色々な言葉を紡ぐ彼は、けれど決して僕にそれを許さない。
 逃げられないように手足を縛り、拒絶の声を出せないように口をふさぐ。
 答えを求められないのなら、僕はどうすればいいのだろう。
 好きだった。この部屋へさらわれる前から。愛していた。こんな風に抱かれる前から。
 言えない気持ちを押し殺して、狂乱の夜が終わるのを待つ。
 封じられた言葉の代わりに、ポトリ、ポトリと、花が散る音がした。

*******

金木犀の香がすると、秋を感じます。
いい香りですよね~♪


添付写真は例の男性社員が今月いっぱいで異動になるため、お別れにと差し上げた一品。
ニコ動にて、逆裁検索すると、変態な牙琉先生に巡り逢えるのですが。
その牙琉先生のキャラです。





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